旅行2日目の朝。 ホテルの6階に入っているダラー・レンタカーで、8時半にミニバンをピックアップし、いよいよロード・トリップの始まり!の予定でしたが、、、
ホテルをチェックアウトした後、私と子供達はロビーで待機し、その間にダンナが車を取りに行ってくれました。 しかし、待っても待っても彼の姿は現れず、不安になって電話してみたら、案の定トラブってました。 なんとスタッフの手違いで最後のミニバンをたった今、別のお客さんに渡してしまったらしい! 電話のこちらで「ありえない! その客を喚び戻せ!」と怒り狂う私の言葉を、柔らかく通訳する旦那の声が聞こえてきます。 "Would it be possible to retrieve the car? What's the alternative?" (呼び戻してもらうことは可能ですか? では、代替案は?)
結局、その時に残っていた一番大きな車に変更してもらい、子供用のブースターシートとナビを無料で貸し出してもらうということで妥協したようです。1時間以上遅れて現れたのは、ふっるいシボレーのセダン!(車種はインパラ) 確かにスーツケース2個が余裕で入るトランクスペースがあって"big car"ではあるけれど、内装がボロくて、シートも汚くて、テンション下がりまくり! 極め付けはエアコンが効かない!(←と、この時は思っていた。) 出発後30分くらい、二人してあらゆる罵詈雑言で車とレンタカー会社を罵り続け、もう気が済んだと思った頃、エアコンのダイアルが、実はON/OFFスイッチも兼ねていることを発見! 車内に冷風が吹き始め、急に旅が快適になったかのように感じ、私たちの怒りもおさまりました。
こんなトラブルがあったので、ベガスを出発したのは9時半。 ここから最初の目的地、ザイオン国立公園までは4時間の道のりです。 途中立ち寄ったガソリンスタンドでシガーソケットUSB充電器を買い、トイレ休憩を1度挟みました。
ザイオン国立公園に入る前、すぐ手前の町で昼食を取ることにしました。
建物が可愛らしく、オーナーのおばさんがメキシコ人っぽかったので決めた、メキシカンのお店です。
手作りのワカモレとピコデガヨ(↓)
ちょっと水分多めの、チキンタコス。
メキシカンライスと、リフライド・ビーンズと一緒に。
美味しかった、搾りたてのオレンジジュース
お腹がいっぱいになったところで、食後はザイオン国立公園へ直行!
ビジターセンターで、子供達でも簡単に歩けるトレッキングルートを教えてもらい、巡回シャトルのバス停2つ分の距離を歩いてみることにしました。下の地図の赤い矢印の部分です。 4歳児の足で、多分1時間くらいの距離。 帰りはシャトルでビジターセンターに戻りました。
このルート、平坦ですが景色が綺麗で、歩道が綺麗に整備してあって、とても歩きやすかったです。
見晴らしがよく、気持ちの良い食後の散歩になりました。 ただ、この日は風が強くて、ちょっと寒かった!
トレイルの景色は、国立公園にしてはダイナミックさに欠けましたが、、、
この後、園内を東に抜けるルートを車で通り抜ける時の景色には、さすがに国立公園の風格を感じました。
(↓)途中の、view pointでもなんでもない、普通の岩の上で。
チェッカーボードという名前の岩の前で(↓)
出発が遅くなったこともあり、駆け足でザイオンを通り抜け、ブライスへ向かいます。 ザイオンからブライスまでは、車で約2時間の距離です。
到着したのはもう5時! ビジターセンターは4時45分に閉まったばかりでした。
ブライス(1,371~3,352m)はザイオン(1,117~2,660m)より標高が高いので、めちゃくちゃ寒い! 駐車場で、トランクからダウンジャケットと手袋を出しました。
トレイルは無理でも車から景色を楽しもう、と発進してすぐに、ふわりふわりと降り出した雪が、突然激しい吹雪になってしまいました。 視界が最悪なので園内を見学するのは諦め、この日宿泊予約を入れていたリッチフィールドという街に直行しました。
ブライスからリッチフィールドまでは2時間の距離ですが、その間はずっと吹雪の山道! 知らない山道だし、車は少ないし、大雪で不安だわ・・・と思いつつ、うとうとして目が覚めたら、そこはもうホテルの駐車場でした(笑)
ザイオンとブライスを1日で周るのは少々欲張りすぎたかな? 天候と時間が許せば、ブライスのナローズという、川の中を歩く行程があるトレイルにも行ってみたかったな。
翌日は、キャピトルリーフとアーチーズへ向かう予定です。