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Channel: ★チェンナイ駐在記★
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ウミガメの放流

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学校の動物保護活動の部活メンバーで、ウミガメの赤ちゃんの放流を見学してきました。
 
保護施設では、漁の網に引っかかって足を失ってしまった亀たちが沢山保護されていました。 人間の為にごめんね・・・という気持ちになり、心が痛みました。 足が3本残っている子達は傷が回復したら再び海に戻すそうですが、中にはもう海では生きていけない亀たちもいて、狭いプラスチックの水槽の中で少しでも長生きする方が良いのか、海に戻してあげた方が良いのか、考え込んでしまいました。 
 
インドらしく、ダラ〜っと集合し、ダラ〜っと映画上映が始まり、、、
 
いよいよ放流の為にビーチに出るのかと思いきや、今日はこのセンターでは子亀が孵らなかったので別のセンターに行きますとのアナウンスが! 
 
急遽車で5分ほど離れたところにある、別の孵化場があるビーチに移動しました。
 
普段見慣れたビーチの奥の方に、漁村の何かかな?という雰囲気の囲いができており、、、
 
中を覗いてみると、、、
 
45分前に孵化したばかりだという子亀が籠の中に! カワイ〜〜!

 

生まれたばかりなのにパタパタと前足を動かして、エネルギーいっぱい!


太陽の光があるうちに放すと天敵に捕食されてしまう確率が高いらしく、日没の時間ちょうどに、波打ち際から5メートルくらいの位置に一斉に子亀たちを放ちました。
 

小さい子亀たちがパタパタと水の方に向かっていきます! 本能ってすごい!!

チェンナイのビーチは結構な荒波なのに、こんな小さな子達がちゃんと生きていけるのかしら・・・

 
波に打ち返されて、半分砂に埋まっちゃう子も居ました。 ガンバレ!
 
最後の一匹が海に帰っていきました。  
網やゴミに引っ掛かることなく、みんな無事に生き延びることができます様に! 
 
ウミガメが産卵に来る様な豊かな海を、チェンナイの人たちは汚し過ぎ。 もっと観光資源として大切にすれば良いのに。
 
とはいえ、最近チェンナイでもやっとプラスチックの使用が規制される様になり、レジ袋が廃止されたり、自然に分解されない素材のコーヒーカップの蓋が禁止されたりと急激な変化がありました。 
 
街中にも、プラ製のストロー不使用を呼びかけるこんな壁画が登場!
 
フレンチテイストの洒落たイラストで、チェンナイにしてはセンス良すぎ!
 
ビーチで眠っていた野良犬の子犬たち。 この子たちもビーチでたくましく生きていくのね。 
 
完全に日が暮れ、感動や罪悪感の入り混じった複雑な気持ちでビーチを後にしました。
この活動を通じて、子供達と気持ちを共有しあったり、話し合いのきっかけができたのはとても良かったと思います。 大切なのはこれをアクションに繋げていくこと! 私も自分のできるレベルで、レジバッグの使用、プラスチックストローやビニール袋をむやみに使わない、捨て方に注意するなど、日常生活の中でもっともっと気をつけていこうと思いました。
 
 

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