ロックダウンが始まってから10日目の今日、午前9時からモディ首相のビデオメッセージが公開されました。 子供達がzoomでクラスミーティングをしている間、私はその横で首相のスピーチを見ていました。 ヒンドゥー語なので意味は分かりませんでしたが、Social Distancingという単語を何度も繰り返されていたのが印象的でした。 映像のモディ首相の力強い目線と声音、身振りを見ているだけでも、外国人でヒンドゥー後が分からない私でさえ励まされた気になったのですから、インド国民はどれだけ心強かったことか!
スピーチが終わると、即時に英語訳がネットで公開されました。「13億人の国民」という言葉が4回も使われていて、ロックダウンに協力している国民を励ますことが主な目的だったのかなと感じました。 スピーチの中でモディ首相は、「4月5日、日曜日の夜9時に家の明かりを消し、キャンドルやオイルランプ、携帯電話、懐中電灯などを手に持ち玄関やバルコニーに出て(この時も集まらず、安全距離を保って)、光を照らしてコロナで広がった闇と戦おう」と国民に呼びかけています。 ロックダウンは孤独ではなく13億人が共に戦っているのだと訴え、国民が一致団結することでコロナに打ち勝とうというメッセージが強く伝わるスピーチでした。
さて、今朝のニュースによるとタミルナドゥ州の感染者数は前日比75人増の309人となったそうです。 新たに確認された75人の内、74人はデリーのTablighi Jamaatのイベントから戻ってこられた方達なのだそうです。 もう1名は感染が確認された方からの二次感染であることが判明しているそうです。 タミルナドゥ州は、ムンバイが州都のマハラシュトラ州の335件に続き、インドで2番目に感染者が多い州(*)となってしまいました。 たとえ2週間後にロックダウンが解除されたとしても、怖くてしばらくは外に出たくなくなるような気がします。
来週、夫の会社では全社員に強制的に1週間の有給休暇を取ってもらうことになったそうです。 時間に余裕ができるので、これまで掃除もせず殆ど使っていなかった屋上を片付けて快適に過ごせるスペースを作ることにしました! 子供達も、この楽しそうなプロジェクトに参加する気満々です! 庭に放置したままのガーデンテーブルを屋上に移動させて、バナナの木を置いて・・・などと二人で絵を描きながら改造計画を練っていました。 バナナの木はロックダウン後でなければ手に入らないけど、ロックダウン中に屋上でディナーを食べられるスペースが出来ると良いなと思っています。