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年末年始のバリ旅行 【クタ、ウブド観光】

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4月にこのブログ記事を更新しているのですが、実際旅行に行ったのは2018〜19年の年末年始。 写真だけアップして下書き保存してあったのですが、勢いがついてるうちに更新してしまおうと思います!
 
年末年始のお休みを利用して、バンコクとバリを旅行してきました。 
私たちにとって、バリは初めて訪れる場所。 事前にネットで色々調べたバリの印象は、「一昔前に流行ったリゾート」という感じだったので、実はあまり期待してはいませんでした。
 
今回宿泊したのはレギャン地区のアナンタラバケーションクラブ。 古いホテルを買収して改装の真っ最中だったらしく、ホテル内で食事ができる場所が無く、お部屋も普通のビジネスホテルの様でバケーション感はありませんでした。 日本人はあまり来なくなった観光地、素敵とは言えない宿泊先・・・初日は気分が落ち込んでしまって、来なければよかったと思ってしまっていました。
 
ホテルに居てもリラックスできる場所が無く、かといってホテルの前のビーチは波が高くて泳げないし、若者が多くてなんだか騒々しい感じ。 なので2日目は朝からタクシーを手配してもらい、クタからウブド周辺の観光に連れて行ってもらいました。
 
そして翌朝。 ホテルが手配してくれた車の前には新年の飾りが取り付けてありました。 日本の飾りとは見かけは違うけど、共通する何かがある様な気がしました。 

最初に連れて行ってくれたのは、ろうけつ染めや絣織の布製品を扱うお店。 観光客を連れて行けばドライバーさんに謝礼が支払われる感じのお店だと思うのですが、ここは予想以上に素敵なものが多くて、バリの手仕事に心を奪われました!
 
(↓)溶かしたロウで絵を描いている女性。 

 

先が細くなった道具に、熱したロウを入れては描きたしていきます。 迷いなく、バランスの良い模様をスラスラと描いている様子は見ていて飽きません。

 

 

(↓)この方は機織り機を使っての実演中。 

 

 

中は広々としていて、パッと見た印象は、よくある観光客相手のお土産物屋さんでしょ?という感じなのですが・・・

 

 

じっくり見ると、中は素敵なもので溢れていました! 

 

(↓)ここに掛けてあるのは、バリのイカットという絣織りの生地。 夫は生地を見て何が楽しいのか不思議そうにしていましたが、私はこれで洋服を作りたいな〜と思って見ていたので、生地を選ぶのも楽しい、楽しい!

 

 

今こうして写真に文章を添えながら、(あれも買っておけば良かった!)、(これも欲しかった!)と、再度楽しんでいます!

 

 

(↓)こちらはろうけつ染のタペストリー。 かなり大きな作品で見応えがありました。 細部の丁寧な作業や、バリらしい鳥の愛らしさに、作り手の想いを感じました。

 

 

店内を一周する間にも色々と迷い、結局入り口にあったこちらの(↓)生地に決めました! コットンなので、自宅に戻って洗濯機で洗って自然に縮ませた後、行きつけのテイラーさんに持って行ってワンピースを仕立ててもらいました。 生地がしっかりとしていて透け感が少なく、大満足! 他の柄も買っておけば良かったな〜 

 

 

購入したものは無地の布袋に入れてくれるのですが、その袋を外に持っていくとロウで柄を描いてくれるのです!無料のサービスですが、チップはあげて欲しいとお店の方からアドバイスを受けました。 柄はお花を勧められましたが、ここは断然バリの神様柄にしてもらいました。 すごく良い感じで仕上がったので、勿体無くて使えない〜!

 

 

次に運転手さんが連れて行ってくれたのはASHITABAというアタ製品のお店。 ここも多分コミッションが入るんだろうけど、連れて行ってもらって逆に本当にありがたかったお店。 迷いすぎて結局買えなかったのが心残りだけど、素敵な製品や丁寧な作業工程を見せていただき感銘を受けました。

 
向かって右手が店舗、左側が作業場になっていました。

 

 

このお兄さんは、仕上がったバスケットの毛羽立ちを火で焼いて引っかかりが無いように処理していました。 丁寧に、一つ一つ! 根気がいる作業だと思うのですが、楽しそうにお仕事されているのが印象的でした。

 

 

(↓)後ろに見えているのは燻工程の窯。

 

 

 

天日干しした後のアタ製品を、ココナツの木のチップで3〜4日燻すのだと説明してくれました。 燻すことで、防虫効果が加わるのだそうです。 

 

 

すごくいい風合い! 目的が決まってないのに場所を取るものを買って帰るのはなぁ〜と思って買わなかったのですが、今写真で見てもやっぱり欲しかった! これは持ち帰るべきだったな〜!

 

 

娘がかなり長い時間、丸いバッグか小ぶりのバスケットかで迷い、結局小ぶりのバスケットに決めた様です。 小学校3年生なのですが、バッグで迷いに迷っている様子を見ていると、女の子らしくなったなぁ〜と愛しくもあり、ちょっと寂しくも感じます。 

 
次に向かったのはコーヒー農園!
 
(↓)この石像の動物はルワック(ジャコウネコ)。 この子たちが食べて、未消化のままお腹の中で発酵された後、フンと一緒に排出されたコーヒーの実から種の部分だけを取り出してローストしたものがルワック・コーヒーとしてバリのお土産の代表格となっています。 
 
(↓)実物はこちら。 たぬきに似て、とっても可愛らしい動物です。 夜行性なので、昼間は寝ていることの方が多いそうです。
 
(↓)カカオの実がなっていました。 木の幹から直接生えてくるのね、面白い! 実全体をカカオポッドと呼び、色づいたポッドを収穫し、中に入っている種を取り出し発酵、乾燥させ、更に種の中に入っているカカオを取り出して加熱するとチョコレートになるそうです!
 
(↓)こちらはコーヒー豆。 まだローストする前の状態です。
 
(↓)鉄鍋でローストしている工程。
 
(↓) ミル工程。 先人達はよくここまでして飲み物を作ろうと考えたものだ! 
 
コーヒー農園のお姉さんたちが、楽しそうにおしゃべりしていたので写真を撮らせてもらいました。 グリーンと笑顔と、パキッとした色の衣装がよくマッチしていて素敵です。
 
ここでは、緑の中でコーヒーとお茶のテイスティングをさせてくれます。 
 
この雰囲気の中で、一口だけ味わって飲んでいると美味しいと思うのですが、買って帰って毎日飲みたい!と思う様な感じではなかったかな〜。 ルワックコーヒーは、焙煎が浅いのか酸味が強くて私はあまり好きではなかったけど、ダークローストにするともしかしたら美味しいのかも!
 
気に入ったコーヒー、お茶は、ショップで購入することができます。
 
次に連れて行ってくれたのは寺院! ドライバーさんが用意してくれていた腰巻を巻いてくださり、お寺を案内してくれました。
 
普段ロングスカートを履かない三人は、何故かとても嬉しそう!

お寺の中では、実際に現地の方がお祈りをしている所も見ることができました。 
 
バリのお寺の、派手な彩色を施さない自然な感じがとても好き! 見ていて落ち着きます。
 
日本のデザインとは明らかに違うのに、何故か日本のお寺と似た雰囲気も感じます。 
 
お寺を後にして、次は昼食を食べに行くことにしました。 お店はドライバーさん任せです。  
 
(↓)道中、車窓から見えた、大木の下の屋台。 
 
途中、何かのお祝い事に向かっているらしい人たちとすれ違いました。 上は白いブラウスやシャツを着ていて、とてもおしゃれ! そして持っているバスケットは家庭ごとに違ったデザインで素敵!
 
(↓)こんなバスケットが欲しい! 
 
到着したのは、田んぼの横のオープンエアーのレストラン! 入り口でお花をつけてもらいました。
 
私には見慣れた田んぼの風景も、イギリス人の夫や子供達には新鮮に映る様で、ちょっと不思議な感じがしました。 そういえば今まで何故か気にしたことが無かったけど、うちの子達は二人とも日本人なのに、日本に住んだことがないのね。 もっといろんな季節の日本を体験してほしいけど、そうさせてあげられないのがとても残念。  
 
ウェイトレスさんのビンディがお米だったので、びっくり! 首と額の2箇所にお米をつける様です。 
 
注文したのは、ナシゴレンと、、、
 
春巻き、、、
 
タイ・グリーンカレー、、、
 
それに、お野菜のナムルの様なお料理! 
 
そしてこれは多分鴨のお料理。 お店の方がイチオシだというので頼んでみました。
 
味は正直特筆する感じでは無かった様な・・・。
味が濃くなく、スパイシーでもなく、食べやすい味付けだった様な気がします。 
 
ランチの後は、ウブドのライステラスへ。
 
素敵な景色ですが、人が多くて混み合っていたので、ここでは少し歩いて写真を撮っただけ。 
 
ライステラス近くの道路沿いには、木彫りやバスケットなどのクラフトを製造販売しているお店が立ち並んでいて、自分で運転していたら立ち寄りたいと思ったお店がたくさんありました。
 
次に向かったのもウブドの超メジャーな観光スポット、モンキーフォレスト
 
私にとって猿は積極的に好きな動物では無いのですが、公園自体はとても素敵な雰囲気の場所でした。 原始林が残り、自然と調和する雰囲気の橋や建物が点在しています。
 
当たり前ですが、モンキーフォレストには猿がたくさん居るのですが、禁止されているのに餌を手渡しで与えて噛まれたと大騒ぎしている人や、ペットボトルを与えて水を飲む様子を写真に撮っている人も居て、見ていてとても不快でした。 
 
観光客が少ない時期に来ると、こんな感じで自然の中を静かに散歩することができたのかなと思います。 足場が整備されていて、とても歩きやすく気持ちの良い公園です。
 
ウブドの中心地は車が渋滞する上に一方通行が多いので行きたく無い!というドライバーさんを頑張って説得し、短時間ですが街散策とショッピングの時間をとってもらいました。
 
ウブドは西洋人が観光の為に作った街だと聞いていたのでもっと派手な観光地かと思っていたけど、おしゃれなカフェやショップがたくさんあり、ここで1日過ごしても楽しそうだなと感じました。 次回は是非ウブドにも泊まってみよう。
 
街の雰囲気がどことなく昭和の日本を彷彿とさせて、郷愁を感じました。 子供の頃近所であったお祭りの雰囲気や、親戚が集まるお盆などの行事に似た雰囲気があり、初めて来る場所なのに懐かしい気持ちでいっぱいになりました。 
 
ウブドで日本人の方が経営されているお店に是非行きたいと思ってここまで来たのですが、残念ながらこの日は祝日でお休みでした。 残念なので、ガラス窓に張り付く様にしてウィンドウショッピングを楽しみました! ディスプレイしてあるバスケット、欲しかったな〜。 ここもまた次の機会に訪れる楽しみが増えました。 
 
夕暮れ時。 おそらく日暮れに始まるお祭りのパレードか踊りか何かの準備だったのだと思いますが、町中が浮き足立っている様な雰囲気でした!
 
獅子舞に似た感じのものが! 
これはバロンというバリ神話に出てくる成獣なのだそうです。 
 
もうすぐ日が沈みます。 お祭りが始まると帰れなくなるから・・と運転手さんから催促の電話がかかってくるので、もっとゆっくり街を散策したかったけど、急いで駐車場へ戻りました。 
 
各家の前には、美しく装飾されたバスケットの中に神様へのお供え物が飾られていました。

このお家はものすごく高く積み上げてる! 
 
ご家族なのか、近所の方なのか、女性はお供え物の前で楽しそうにお話しながら座って何かを待っている感じでした。 
 
ここもなんだか盛りだくさんのお供え物!
 
時間があったらお祭りのことを聞いてみたり、何が始まるのか見届けたかったな〜。
盛りだくさんだったけど、全くストレスを感じずゆっくりと1日観光を楽しむことができました。 ドライバーさんに本当によくしていただいて、ありがたかったな。 この日の体験で、前日とはうってかわりバリが大好きになりました。
 
 


 

 


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